一般的にうつ病というのは、著しい気分の低下、体力の低下がある症状です。
心身共に低下してしまったエネルギーを回復させようというのが、一般的なうつ病の治療です。
しかし気功的にみるとそうではありません。
活動モードの交感神経。
リラックスモードの副交感神経。
このバランスが崩れることを、自律神経失調症と言います。
うつ病の場合も、当然自律神経の乱れがあります。
うつ病の場合、ストレスや過緊張で過剰に活動してしまった交感神経に問題があるのです。
仕事や家事、人間関係や会社関係で一生懸命、完璧にこなそうとします。
普通の方が「まあ、いいだろう」と思えることまで、「まだ、まだ!」と徹底的に答えや結果を出そうとします。
これでは、リラッスクモードの副交感神経が出てきませんよね。
そのような生活が何年も続きます。
活動モードの交感神経が、ずっと出ている状態。
休むことなく走り続けている状態なんですね。
人の身体は、潜在意識という命を守る意識があります。
このまま活動させていては、命にかかわる。
潜在意識が身体に命令を出し、人が本来持っているすべての感度を下げ、命を守っている状態なのです。
これが周りから見ると、著しい気分の低下、体力の低下がある症状、いわゆるうつ病に見えるのです。
うつ病の症状は命を守るため、五感すべての感度を下げている状態なのです。
ストレスというのは、目に見えません。
しかし、ストレスを抱えると昔から言いますよね。
見えないにも関わらず。
キラーストレスと言う、ストレスを抱えすぎると命にまで影響することが、医学界でも問題になっています。
人には2つの意識があります。
自分で分かる意識、顕在(けんざい)意識。
自分で自覚できない意識、潜在(せんざい)意識。
自分の意識、顕在意識でイヤなことがあると、潜在意識に毒の波長として入り込みます。
この毒がいっぱいな状態が、一般でいうストレスを抱えた状態なのです。
ここから、さらに顕在意識でイヤことがあると、毒の波長がいっぱいいっぱいに。
この状態がうつの状態なのです。
これ以上、潜在意識に毒が入ってきたら命に関わる。
ですのでこれ以上、潜在意識に毒が入らないよう感度を落としているのです。
私の行う気功整体では、この毒の波長に気を当て消していきます。
そうなれば、徐々に心身ともに安定していきます。
交感神経と副交感神経のバランスが整っていくのです。
これが気功整体による、うつ病へのアプローチです。