自律神経 豆知識
高校生のうつ病と対処法
高校生というのはまだ心も体の大人にはなりきれていないもので、日々沢山のストレスにさらされているものです。
中学生や高校生がうつ病を発症してしまう原因として、親の死、親しい人の死を経験した事や、両親の離婚、学校や塾などでのいじめ、自分を取り巻く環境の変化に心が耐えられず起こってしまうものです。更には、中学受験や高校受験といった、心に大きなプレッシャーがかかる受験というのも、うつ病を発生させてしまいやすい要因の一つと言えるでしょう。
症状としては、大人同様、悲しさや喪失感、苛立ちを抱え込んで何をしても楽しく感じないといった状態や、無気力になってしまったり、不眠になってしまうというような状態で、思春期に起こる心の不安定な時期と重なっている為に、うつ病との違いが分かりにくい上、親との会話などのコミュニケーションが少なくなる時期である事から、放置されてしまうという可能性があります。
そういった状態になりうつ病という場合の対処法としては、できるだけ早くクリニックに通い、精神療法や状態によって薬物療法を行うという事をお勧めします。
中学生や高校生の子供がうつ病にならない為に、日ごろから子供の様子をよく気にかけてよく観察し、コミュニケーションをとるという事を心がけましょう。思春期と言われる年代の子供達はなかなか親とコミュニケーションを取らないといった状態にある為、なかなかコミュニケーションをとりにくいものですが、じっくりと話を聞き、受け止めるという姿勢を示しましょう。