自律神経 豆知識
パニック症候群の治療中はお酒はやめて|東京都新宿区自律神経専門気功整体
アルコールにはパニック症候群の症状である、パニック発作そのものを防ぐ効果があります。
また恐怖や不安を少なく感じる作用もあります。
そのためパニック症候群にかかっている多くの人が、飲酒に走ってしまいます。
しかしアルコールによって不安が収まるのはせいぜい2~3時間です。
抗不安作用がなくなると不安感や憂鬱感は、かえって出やすくなってしまいます。
お酒の抗不安作用は薬ほど長く持ちません。
やがて朝から1日中お酒を飲み続けることにもなります。
また耐性ができやすいため、量を増やしていかないと効果が続きません。
こうしてアルコールへの依存は坂を転げるように進みます。
女性ホルモンにはアルコールの分解を阻害する性質があって、少量飲んだだけでアルコールの血中濃度が高くなります。
このような素因があるため女性は男性の2倍の速さで、アルコール依存症になるといわれています。
アルコールを大量に飲んでいると抗うつ薬の効き目が効きにくくなります。
一方で抗不安薬の中には、アルコールと相乗作用をもつものがあり強い眠気、ふらつきなどが出て事故を起こす危険があります。
大量の飲酒はパニック障害をますます悪化させます。
薬物療法にもよくない影響があるので、治療中には禁酒を行います。
女性はアルコール依存を隠そうとするため周囲が気づいたときは、重症になっているケースが少なくはありません。
周りの人は早く兆候に気づいてあげて、受診へと導くことが大切になってきます。