自律神経 豆知識
アロマの効能は自律神経失調症の緩和を促す
自律神経失調症は、ストレスが多く身体のホルモンバランスを崩しがちな現代人に多い疾患です。活動中の交感神経と、リラックス状態の副交感神経の切り替えがうまくいかず、ホルモン分泌の異常によって身体に様々な症状を発症させるため、日常生活にも影響を与えてしまうのが自律神経失調症の特徴です。自律神経失調症を患うと、めまいや動悸、だるさに頭痛や吐き気、慢性的疲労感に便秘や下痢、不眠に喉の違和感など、挙げたらキリがない程の症状があります。これらは個人差が大きく、同じ自律神経失調症であっても誰もが同じ症状になる訳ではありません。そのため状態を見ながら投薬や生活改善などをして回復させていく必要があります。さらにその段階で自分でも出来る方法としてアロマがあります。植物から抽出されたオイルを利用し、その香りによって身体の不愉快な症状を和らげるというスタイルです。特にアロマでは自律神経失調症に良いとされるオイルは数多くあり、ヨーロッパの国々では治療の一環で薬として利用されているほどです。症状の緩和に効果的なオイルを使う事で香りが脳に作用し、ホルモン分泌機能が正常に戻る結果、自律神経失調症の症状の回復に役立ってくれます。人間の香りを嗅ぐという行為は脳に対しての影響力が大きく、その機能を利用して身体の機能を正すのがアロマの効果とも言えます。ただし効果がある一方、オイル成分の刺激も大きいので、使い方やオイルの選び方などは気をつける必要があります。